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梶浦 正典
かじうら まさのり働く人々のココロに、「夢と誇りとやりがい」を!
インタビュー
どのようなきっかけで講師になろうと思ったのですか?
長らく「体育会ならでは」のコミュニケーションをとっていた私ですが、心理学を学んだことをきっかけとして一人ひとりのココロに寄り添うコミュニケーションにシフトした結果、多くの人がより深い話をしてくれるようになり、モチベーションもアップし、協力してくれるようになったのです。
マインドをチェンジし、コミュニケーションの取り方を少し変えるだけで、多くの人のココロが救われる。
そのことを多くの「悩めるビジネスパーソン」に伝えたいと思い、講師の道を歩むことにしました。
講師をしていて良かった、楽しいと感じるときはどのようなときですか?
研修に参加すること自体にネガティブだった参加者の方の顔が、ほんの少しでも明るくなった時。
「現場で実践してみます!」「家に帰ったら、家族の話、1分間黙って聴いてみます!」とおっしゃってくださった時。
1ヵ月後、3ヵ月後、振り返り研修の時に「業績があがりました!」「お客様から感謝の言葉をいただきました!」「家族との関係が良くなりました!」というご報告をいただいた時。
参加いただいたビジネスパーソンの方々が、何かひとつでも一歩を踏み出すきっかけとなれたことに、大きな喜びを感じます。
研修を行うとき、また参加者との関わりについて、心がけていることはどのようなことですか?
私は参加者の方々の悩みや辛さ、ココロをわかろうとする「理解者」でありたいと思っており、参加者の皆様に、自分たちのことを理解しサポートしてくれる存在であると感じてもらえるよう特に心掛けています。
普段、研修参加の時間を捻出するのが難しい方にも改めて前向きな気持ちとなっていただき、「この研修を企画してくれてありがとう!」という言葉があがるような研修、単なる「正しさ」だけではない、実際の現場に活かすことのできる研修をご提供したいと思います。
この変化の時代において必要とされる社員教育とは、どのようなものだと考えますか?
会社経営の立場からすると「これさえやれば業績があがる!」という「魔法の杖」が欲しくなります。スキルやテクニックといった「目に見えるもの」を求めがちになります。
しかし、理論理屈だけでは人は動きません。人を動かすのは「ココロ」です。感じて動く「感動」という言葉はあっても、理屈で動く「理動」という言葉はありません。
信頼関係、相手のことをわかろうとするマインド、信念。人間関係の基礎ができていなければ、上っ面のスキルやテクニックは意味がないどころか、人間関係を壊してしまう恐れもあります。
「人間関係の本質に迫る教育」
これこそが、現代社会において求められている社員教育であると考えています。
プロフィール
慶応義塾大学法学部卒業。三井信託銀行㈱(現三井住友信託銀行)にて個人営業で全店トップクラスの評価を受け、異動後、個人総合営業のリーダーとして営業アシスタントのフォロー、育成にも力を注ぐ。顧客重視の営業スタイルを展開することにより、高い顧客満足度と全店トップクラスの成績を達成。個人営業として在籍中、在籍支店は常に全店表彰店舗となる。その実績を買われ、法人営業を担当する。また、労働組合において副委員長、委員長を経験。心理カウンセラーとして、組合員の心に寄り添い、多くの課題・悩みの解決をサポート。その後、研修講師として活動し、営業力強化・マネジメント・組織活性化等の研修について高い評価を受ける。2017年より、日本ODコンサルタンツに教育トレーナーとして参加。
専門分野
◆マネジメント研修
◆リーダーシップ研修
◆モチベーション研修
◆コミュニケーション研修
◆メンタルヘルス研修
◆組織活性化研修
◆営業力強化研修 など